パパよりも頼りになるGPS発信機

普段仕事で忙しいパパ。今回の大型連休では、1日休みがとれたので子どもの希望で同じ県内にある大型ショッピングモールにお出かけすることになりました。 子どものお目当ては、ショッピングセンター内で開催されるプリキュアショー。小学校低学年に人気のアニメです。 大型連休で、しかもイベント開催とあり、ショッピングセンターは人、人、人~!とにかく人がたくさん。イベントの開始にはまだ時間がありましたが、場所を取るために私はイベントの観客席で待機。パパと娘が買い物に行きました。ふだん、仕事が忙しくて話すことも少ない2人。娘はパパにここぞとばかりに甘えて何か買ってもらうのかな、と考えてたら、私のスマホに着信が! 相手はパパ。嫌な予感が的中!「娘とはぐれた」と。「一緒に歩いていたはずなのに、ちょっと商品見てたら娘がいなくなった」若干パニック気味。 実は、娘にはGPS発信機を持たせていました。いつもは、学校の登下校時の防犯用に持たせていますが、人が多い場所に出かけるときも、GPS発信機があれば安心です。学校は携帯持ち込みが禁止されているし、親の私も迷惑メールやネットの閲覧が怖くてGPS発信機のみを持たせることにしたんです。

パパには引き続き探してもらい、私はすぐにスマホでGPS発信機に連絡。すると娘はGPS発信機に着いたボタンを押し、娘の位置情報が私のスマホにメールで届きました。と、同時にパパからも「娘を見つけたよ」と連絡がありました。息が切れてて、必至に探し回った様子。 普段、子どもと一緒にいる時間が少ないパパ。子どもは手を離すとすぐどこかに行くんだなと、しょんぼり話していました。一緒にいる時間をもっと増やそうなと、娘と話していました。私はGPS発信機を持たせているとはいえ、かなり動揺しました。パパも反省しているようだし、責めませんでしたけど。 無事に家族3人でプリキュアショーを楽しむことが出来ました。美味しいご飯も食べて、楽しい休日となりました。迷子の一件があったので、娘の笑顔がより愛おしく感じました。 それにしても、GPS追跡端末は子どもの見守りに役に立ちました。普段は、位置情報を追跡してちゃんと家に帰ってきてるか、寄り道していないか確認する程度ですが、今回は本当にGPS発信機を持たせていて良かったなと思いました。小学校低学年の娘でも簡単に操作できるのも、ありがたいですね。



先輩ママが教えてくれる子ども防犯対策

我が家には、来年小学生になる子どもがいます。今から、どんな色のランドセルにしようか子どもは楽しそうに話していますが、親の私は心配事が尽きません。勉強についていけるのか(塾通いは必要なのかな)、友達と仲良くやっていけるのか(今まで一学年40人だったのが、一気に120人に増えるけど大丈夫かな)、何より一人で登下校できるのか(GPS発信機&自分のスマホで追跡できる機能があるキッズ携帯もたせたほうがいいのかな)。 現在通う幼稚園には、すでに上のお子さんが中学校、小学校に通う先輩ママがたくさんいます。子どもについて心配事があれば、いつも彼女たちにアドバイスをもらっているので、今回も聞いてきました。勉強や友達に関しては、その子のタイプによって違うので置いておいて、「子どもの防犯対策に何をしているか?」です。 私が気になるのは、誘拐や連れ去り事件です。ニュースでも残忍な連れ去り事件、監禁事件が多いですよね。女の子を持つ親としては、出来るだけ、不安の目は摘んでおきたいもの。まず対策として、GPS発信機がいいのかなと思っています。それにしても、私が子どもの頃はGPSで居場所を追跡するなんて聞いたことありませんでしたが、現在は当たり前に聞くようになりましたね。それだけ、物騒な事件が多くてみんなが対策を必要としているという事だと思います。  さて、話は戻り先輩ママのアドバイスを少し紹介しますね。何かの参考になればと思います。 一人目は、中学生のお子さんがいる先輩ママ。中学生にもなれば自分の世界は大きく広がり、親の目が行き届かない場面が多くなるそうです。平日は授業後は部活、塾通いで夜に帰宅。休日は友達と遊びに行く。どこに行くのか、何時に帰ってくるかなど話はしてくれるけど、少し帰宅が遅くなったり、ふと心配になる時があるんだよね(地震があったりすると)と、話してくれました。 肝心の防犯対策は、スマートフォンを持たせているとのこと。GPS追跡機能がついたアプリを子どものスマホにインストール。子どものスマホがGPS発信機となり、親はパソコンで居場所を追跡。心配なときだけ使うように心がけているそうです。もちろん、スマホの使用に関しては親がかなり制限(ネットの閲覧、使用時間など)をしていて、そのことについて、お子さんは文句を言うそうですが、「じゃぁ、ガラケーにする?」と聞くと「今のままでいい」だとか。親としては子どもと連絡が取れて、居場所が分かるGPS追跡機能があればそれで十分安心ですよね。

あと、スマホだと自分の居場所をGPSで追跡できるので迷子対策にも役に立っているそうです。 2人目は小学校低学年のお子さんがいるママ。県外から引っ越してきたばかりで、慣れない土地での通学に不安を感じて、キッズ携帯を持たせたそうです。今のキッズ携帯は月500円程度で使用できて、登録済みの番号への電話・メール、防犯ブザー、GPSで居場所の追跡ができるんだよ、と教えてくれました。 通っている小学校は、基本的に携帯、スマホの持ち込みが禁止(GPS発信機のみだと大丈夫)。ただ、不審者情報もチラホラと発生している地域とあり、ここ数年、学校側も少しずつ規則を緩めているとのこと。現在は、朝の登校時に先生にキッズ携帯を渡し、帰宅時に返してもらうのルールだそうです。 もちろん、子どもにキッズ携帯の使い方を説明し、使いこなせるようにするのも大事。買って与えておしまいではなく、ブザーの鳴らし方、電話のかけ方などとっさな出来事のときでも対応できるように何度も教えないといけません。もしものときに、使えなかったら意味がありませんから。 あと、初耳だったんですがキッズ携帯でGPS追跡機能を使って子どもの居場所を追跡をする場合、月に何回までと回数があらかじめ携帯会社に決められていて、それ以上は追加料金が発生するそうです。回数が設定されているとは知りませんでした。 まだまだ奥が深そうな子どもの防犯対策。とりあえず、GPSで追跡がしやすいアイテムは必須ですね。キッズ携帯やスマホ以外にも、GPS発信機の専用端末も販売されているみたいなので、ちゃんと調べたいなと思っています。



映画の中の便利GPS追跡アイテム

映画を見るのが大好き。 といっても、今は1歳の赤ちゃんにつきっきりでなかなか映画を見る時間が取れないし、2時間集中して映画を見るなんて諦めています。映画館なんてもう何年も行ってないし、DVDレンタルも自分用には借りず、もっぱら子ども用のアニメばかり借りています。休みの日に1日ずっと映画を見続けていた日々が懐かしいです。 先日、ふとTVをつけていたら大好きな映画をやっていました。 「007 カジノロワイヤル(2008年公開)」 007(ダブルオーセブン)と呼ばれる英国のスパイの活躍を描いた映画で、スパイ映画の王道です。ダニエル・クレイグが代々続くジェームズ・ボンド役を射止めた初作品です。ちょうど、子どもが寝た直後だったので、ゆっくりと久々の映画鑑賞タイムを楽しみました。 映画の中で、ジェームズ・ボンドが上司であるM(エム)の命令により、腕の中に、小さいGPS発信機を埋め込まれるのですが、映画を見ながらこれはすごく便利だなと思いました。(少し映画のネタバレします。)

このGPSはジェームズ・ボンドの居場所追跡のために彼の腕に埋め込まれたものですが、なんとジェームズの身体の状態、脈拍などの情報までMI-6の本部(ジェームズが所属する組織)に送ってくれるのです。実際、毒を盛られたジェームズは、このGPS発信機がMI-6本部に送った情報により、自分に必要な解毒剤の種類が分かり命が助かります。 映画を見ながら、「便利!欲しい!」と独り言を言っていました。自分に欲しいと言うよりは、子どもにつけたいなと思いました。子どもの見守りに役に立ちそうです。5歳になる元気な男の子も我が家にはいますので、ぜひ彼にどうかなと。

GPS発信機なので、子どもの居場所を追跡できる。 GPSをつけている子どもの身体の状態が分かる。 さらに、子どもの身体が必要としている物質が分かる。

最強の子どもを見守るアイテムだと思いました。でも、身体に埋め込むのはちょっとやり過ぎでしょうか。映画内の話なので気軽に見てられましたが、実際子どもの身体の中にGPSを埋め込めるか?となれば、躊躇しそうです。映画の中でも、GPSを体内に埋め込むとき、ジェームズ・ボンドはかなり痛そうでしたし、やっぱり、身体に埋め込むのは怖いですよね。 映画の世界にまだ現実は追いついていないようですが、腕時計型のGPS発信機は販売されていますね。GPS発信機での追跡はもちろんできますし、天気や湿度から水分補給の指示も出してくれるとか。なにより、腕時計型とあって子どもでも持ち歩きやすいのがいいですね。 それにしても、久しぶりに見たジェームズ・ボンドはかっこよかったです。筋肉ムキムキ!アクションもど派手!でも、もし、子どもが将来007になりたいと言ったら、大反対するかな(笑)。



ママ友の突然の告白

先日、子どもが通う幼稚園のPTA親睦会がありました。今年で3年目の幼稚園、顔見知りのママさんも数人か親睦会に来ていて人見知りの私はホッとしました。親睦会では、園生活についてなどまじめなことから、旦那への愚痴やスーパーのお得情報交換が飛び交うなど盛り上がりっぱなし。みんな美味しいご飯と酒を飲みながら、好きなことを話して楽しんでいました。 私は自分の心配事を相談。小学生になって一人で通学ができるのか?片道30分寄り道せずに帰ってこれるか? 心配だから、GPSで居場所を追跡出来るように、GPSの機能があるキッズ携帯でも持たせようかなと話していました。すると、一人のママがボソッと告白。

「実は、小学校に通う上の子は自閉症児なんだよね」 私も含め他のママ達もびっくり! どうしたのかな? と心配になりながら、言葉を待っているとそのママはゆっくりと話し始めました。 現在、小学校高学年になる上のお子さんは、3歳の時に自閉症との診断をうけたそうです。それまでは、とても育てやすい子だと思っていたけれど、発達が遅いと心配になり市の保健師さんに相談したところ、療育を紹介されたそうです。

自閉症のお子さんの幼少期で何より一番苦労されたのは、「脱走」だそうです。「GPS発信機をつけたいと何度も思った」とママ。 ある日、自宅の中で過ごしているときに、ほんの少し目を離した瞬間、外に飛び出していったそうです。たった、5秒他のことをして振り返ったらもうお子さんが、今まで居た場所にいなかったと。もちろん、普段から脱走には気をつけていて鍵を2重につけたり、門から出て行かないようにネットを張ったりしてすぐに出て行けないように対策はしていたそうですが、それでも脱走したそうです。 実は、脱走された経験は何度もあったそのママ。まずは、落ち着いて普段行きそうな所を探しました。こういう時用に、顔写真は用意しているとのこと。お気に入りの場所、お店、お子さんの顔写真を持って「この子を見かけませんでしたか?」と聞きこみをするけれど、どこに行ってもお子さんは見当たらず。探し初めて10分くらいで警察に「子どもがいなくなったので探して欲しい」と連絡。お子さんが見つかるまでは、ママは自宅で待機して警察からの連絡を待ったそうです。 幸い、偶然にも知り合いの方がお子さんを見かけ、保護してくださったようで、1時間後にママさんの携帯に連絡があり、お子さんは無事に家に戻れたそうです。(警察の方にももちろん連絡したそうです。)

こういうときこそ子どもの居場所が分かる、GPS発信機が役に立つよね、と話は続いていきました。携帯やメールの機能など余計なものは混乱するから、簡単に操作ができるGPSがいいなとか、今後の対策のためにもどこに立ち寄っていたのかも知りたいから、どういう経路をたどったか、追跡も出来たら良いなとか。(実際、調べてみたらそういった足取りの追跡ができるGPSも発売されているそうです。) 当時、お子さんの衝動的な行動に、ママは疲れ果ててたそうです。GPSを持たせていたら、少しは気持ち的にも余裕が持てたかもと言っていました。 現在は、お子さんの中学校入学が目の前にあり、進路をどうするか悩んでいると話してくれました。 もちろん私は、アドバイスなんてできません。ただ、ママは少し疲れていて誰かに話を聞いて欲しかったのだと思い、静かにうなずくだけでした。 お酒も飲んで、たくさんしゃべって、気がついたら1次会、2次会で6時間が経っていました。ママ達の親睦会、いや、ストレス発散会は深夜遅くにひっそりと幕を閉じたのでした。



GPS追跡端末で高齢者登山事故を防ぐ

日本では年々、登山愛好家が増えています。富士山が日本の象徴のように扱われてますし、国土面積の7割が森林ということで、昔から山が身近な存在であり、そこに山があるから登るのでしょうか。そういえば私も、幼い頃から祖父に連れられて、裏山によく登っていました。 日本の登山家ですぐに思い浮かべるのは、野口健さん。そして、80歳にして3度目のエベレスト登頂に成功した三浦雄一郎さんです。ただただ、すばらしいな、すごいなと人生の大先輩から勇気をもらいます。人生何歳になっても目標を持って成し遂げることが出来るという、生きたお手本です。

しかしながら、です。 実は高齢者の登山事故、増えています。警察庁が出している山岳遭難のデータを見ると、平成26年は2,794人遭難。そのうち60歳以上の遭難者が1,401人、つまり遭難者のうち半分は60歳以上の高齢者なんです。 年を重ねると、自分が思っている以上に体力が落ちています。判断力が鈍り、思い込みで行動してしまい、取り返しのつかない事態を招きかねません。実際、軽装で山に入り運悪く遭難し、体力がないので、動けなくなってしまう高齢者が多いそうです。

同じ統計内の「持っていた通信手段」の項目では、携帯電話が半分。持っていない人が全体の1/4でした。携帯電話は山の中では電波が通じない場合も多く、また、寒さで充電が急激になくなったりします。登山には少し、心許ないかもしれません。 そこで、最近ではGPSが注目されています。現在は、小型のGPS発信機が開発され荷物になりません。荷物をなるべく減らしたい登山にも、重宝します。GPSは衛星を使って居場所を追跡してくれ、電波が届かなくても使用できます。さらに、電池が長持ちする優れもの。 登山に出かける際に、家族などにGPSを持っていることを伝え、万一の際はGPS発信機からでている信号を追跡してもらうと、最悪の事態を免れる確率はあがります。もちろん、GPSを利用して、自分で自分の居場所を登山中に確認することも可能で、違うルートに迷い込んでしまっても、GPS追跡端末で正しいルートに戻れば大丈夫。焦って動き回ってしまい、無駄に体力を消耗させることもなくなります。 GPS発信機は高額とういイメージもありますが、実際はレンタルをしている会社もあります。また、一度購入したら、スマホ代より安い使用料で毎月使うことが出来ます。登山が好きなおじいさん、おばあさんがいるかたは是非検討してみてはいかがですか。 高齢者の人気レジャーである登山。 安全に楽しんで欲しいですね。



GPS追跡端末で離れて暮らす親を見守る

「オレオレ詐欺」今も被害が出続けていますね。あの手この手で高齢者からお金をだまそうとする悪質な犯罪、気をつけないといけません。でも、子ども世代の私はどうやって気をつけたらいいんだろう。親にこういう詐欺があるから、気をつけて!と言うだけでいいのでしょうか。 この「オレオレ詐欺」を警鐘する動画の中で興味深いものがありました。それは、お笑い芸人のカンニング竹山さんが出演されている政府広報が制作した動画。配信開始から反響が大きく、今も、ネット上にUPされています。

その動画の内容は、竹山さんがお母さんに電話口で怒っているシーンから始まります。「気をつけてっていったじゃない、金渡す?普通」「そんな大金頼むわけないじゃない、俺に確認してよ」どうやら、お母さんがオレオレ詐欺に遭った様子。電話口で小さくなっているお母さんは、「あんたが、助かればと思うたんよ・・・」と、声を絞り出す。そこで、竹山さんはハッと気がつきます。離れて暮らす母に、あまり連絡をせず、心配をかけていたことに。 「オレオレ詐欺を防ぐのは、俺だ」 それからは、空いた時間に母に連絡を入れるようになる。というCMです。

高齢者向けに「オレオレ詐欺気をつけましょう!」と訴えるものは多かったけれど、狙われている高齢者の子ども世代に訴えるこの動画、ぐっときます。私も、ちゃんと連絡しようと思いました。何か用事がないと、連絡しないようになってしまってました。 離れて暮らしていると、日々の事に追われてしまい、親に連絡をするのは何か用事があるときだけ。久しぶりに会うと「年とったなぁ」と思った経験は、誰にでもありますよね。 定期的に、親に電話する以外にも今は、離れてくらす親を見守るアイテムはたくさん出ていますよね。私がいいなと思ったのは、GPS追跡端末。GPS発信機を親に持ち歩いてもらうだけで、自分のスマホやパソコンから居場所の追跡ができます。GPS発信機も小型化されて持ち運びやすいものがあります。高齢の女性、私の母もそうですが、普段持ち歩く鞄は同じものが多いと思います。なので、鞄にGPSを入れっぱなしにするようにお願いしておけば、今日は出かけたのか、出かけてないのかなど把握することができて、ここ数日家にいるな、具合が悪いのかな、など知ることも出来ます。 他にも、GPS発信機が家の外を出ただけで、契約者に知らせてくれるシステムも開発されているようです。状況に合わせて、賢くGPSを使えば安心して親の見守りに使えますね。 親も年を取る。いつまでも、昔のままの親ではない。ちゃんと子どもである自分が見守らないといけない、そう教えてくれる竹山さん出演の動画、ぜひチェックしてみてください!



認知症の高齢者にはGPS追跡装置を

今、認知症の高齢者がどんどん増えています。厚生労働省の発表では、2025年まで全国で認知症を患う人は700万人を超えるそうです。さらに、65歳のうち5人に1人は認知症患者になる計算だとか。家族に認知症患者がいる場合、徘徊対策は必須だと思います。たとえば、居場所の追跡が出来るGPS発信機を持たせたり、連絡先を書いた札を洋服に貼っておくとか。 なぜ、こんなに力説するのかというと、実は先日とってもびっくりした出来事がありました。 地元の商店街を車で通っていたときのこと。信号が赤になったので、停車して青になるのを待っていました。ちょうどその場所は、バスの停留所でした。すると、バスを待っていたと思われるおじいさんが、私の車に乗ってきたのです。車の鍵は開いていて、「まさか、まさかね!」と思っているうちに、後部座席に乗り込んで座りました。そのおじいさんの行動は自然で、外の車からは、「迎えに来た車に乗った」ように見えたと思います。

しかし、車内は大パニック。いや、私だけが大パニック。おじいさんは、「○○に行ってくれ」 と、冷静に話をされています。格好もきれいにしていらっしゃるし、口調もはっきりしている。どこか悪いようには見えないけれど、もしやこの方は認知症なのかな? 正直、自分の車に他人が乗り込んできたという恐怖が強く、私自身がおじいさんと優しく会話を出来る状況ではありません。車のナビ、GPSで警察署を検索。いそいで、警察に駆け込みました。車内におじいさんを残し、警察官に状況を説明しに行き、その後、おじいさんは警察官に保護されました。幸いにも、名前と住所、電話番号を書いた連絡先をおじいさんが持っていたので、警察官が自宅まで送ることになりました。 怖かったり、不思議に思ったり、心配したり、数分の間にいろんな感情になって疲れました。少しして落ち着いた頃、そういえばおじいさんが言ってた○○という場所はここから車でも1時間はかかるよな、家族は心配しているだろうなと相手のことを考える余裕もでてきました。

おじいさんは認知症の症状のひとつ、徘徊をしていたと思います。 認知症患者を持つ家族の大きな悩み、徘徊。徘徊があるといって、家に閉じ込めておくわけにもいかないですし、ディサービスなどを使っても帰宅してくればまた家族が見張らなければならず、家族の負担は大きいですよね。先日も、徘徊をしていた高齢者が電車の線路内に入るという事故もありましたが、この事件も同居する家族が在宅していたのに、いつのまにか家を出ていっていたそうです。 徘徊の対策として最近は、GPS追跡端末を利用している家庭が多いようです。 GPSと聞くと、携帯やスマホ?と思いがちですが、携帯会社以外のセキュリティ会社や機器メーカーがGPS追跡端末を販売、レンタルをしています。GPS発信機がすでに内蔵された靴も販売されたりと、GPS追跡は身近なものになりつつあります。GPSはリアルタイムで居場所を追跡できる機能があり、10分毎にGPS発信機の場所を知らせてくれるので、スマホを見ながら居場所を探しやすいですね。 あと、自治体でもGPSによる高齢者の見守りを地域でできるように、地域の介護サポーターを養成したり、GPSなど、居場所の追跡が出来る見守りシステムの導入しているところも出てき始めました。個人でGPS発信機を持たせるなどの対応は金銭的な問題で対策が取れない家庭もあると思いますが、こうやって自治体が取り組んでくれるのは、心強いですよね。 これからの高齢化社会では認知症、徘徊はますます対策が必要になりそうです。私も、両親は元気に仕事をしているし、まだ関係ないと思っていましたが、関係なくありませんでした。いきなり、徘徊中のおじいさんが車に乗ってきたのですから。また、同じような事が起きたら、もっと落ち着いて対応しようと思います。



GPS発信機に父の命を救ってもらった

75歳の父。昔は、小学校の先生をしていて生き方も、暮らし方もまじめ。まさに、教科書通り、生徒のお手本のように生きてきた父です。リタイア後は孫の面倒を見てくれてとても優しいおじいちゃんだったのですが、70歳を過ぎたあたりから、認知症になってしまいました。ご飯もたくさん食べますし、身体はとても元気なのですが、記憶障害、物忘れがひどくなってきました。

水を出しっぱなしでも、俺じゃない。 ご飯さっき食べたのに、食べてない。 どう考えても怒るところじゃないのに、いきなり怒鳴る、暴力も振るう・・・。 そして、家の外でも困ったことが起き始めました。まず、迷子になることが増えました。身体を動かすのが好きなので、朝、散歩に出かけますが、お昼になっても帰ってこない。病院に行ってくると行ったきり、帰ってこない。ご近所の方に助けていただき、連れて帰ってもらったことが何度もあります。このままでは、いつか大きな事件を起こしてしまうのでは思い、急いでGPS発信機を持たせました。ネットで「GPS」と検索すると、数件がヒット。少々値段はしましたが、GPS発信機の専用端末を購入。この小さいGPS発信機をポケットに忍ばせ、洋服には連絡先を縫い付けています。御守りだよと何度も何度も言い聞かせています。

そして、ついに夜、私たち家族が寝ている間に家を抜け出した父。徘徊です。朝起きて不在に気がついてすぐ、GPSで追跡しました。すると、隣の町にいるとの表示。自宅から30キロは離れています。こんな遠くまで歩けるのか、と驚きました。GPSが追跡した場所に行くと、父は道の上で疲れて座っていました。見つけたときの父のばつの悪そうな、不安そうな表情が今でも忘れられません。 ケアマネージャーさんに徘徊の事を相談しても、「本人は目的があって徘徊している」「止めるよりも、どうして出かけるのか理由を探して、それを解消してあげること」と言われるだけ。本人に何度説得しても徘徊は病む気配がなく、施錠を増やしたり、ドアが開いたらブザーがなるようにしたり程度しか対策はできず。結局、見守るしかない状況です。ディサービスを利用したり、自宅にいるときは一人で外出しないように見張っていますが、何があるか分かりません。本当に、GPSは父の命の御守りです。



WillGPSでリアルタイム追跡しましょう。

WillGPSは、位置情報を一時的にGPSロガーに保存し、一定の間隔で携帯電波を通じて発信され、PCや携帯からリアルタイムで追跡できるGPS発信機です。 一般的な位置検索サービスとは違い、GPS情報が一旦GPS本体に保存し、定期的に自動で発信される仕組みです。 また、GPS本体に振動センサーが付属しているため、移動しない場合は休眠状態になり、一般のGPSより電池寿命が長く、長時間使用できます。


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