最近はGPS受信機という機械を使っています。写真はパソコンと連動させているもの(パソコンの右の黒い小さい箱)ですが、要するに最近若者に人気のカーナビと同じものです。電子地図上に現在地が表示されるので目的の林地の近くまで地図を頼りにいけます。そして、車を降りた後は目的現在地の正確な緯度経度がわかるので施業図上で自分の位置を確認でき、目的地との位置関係を知ることが出来るので簡単に目的地に到達できます。 GPSの詳しい原理は省略しますが、片手にもてる携帯受信機が数万円であり、数個の人工衛星からの信号によって現在地を標高も含めて現在地を10m以内の誤差で正確に知ることが出来ます。林内に作られた作業道を施業図に落とす場合でも適当なポイントをこれで知ることによって簡易測量と同じように手軽に出来ます。 近い将来に、森林簿と地形図を統合した「地理情報システム」が森林組合にも導入されるだろうと言われていますが、これを活用して山を生かすベテラン職員さんの土地勘を補うものとして活用してみてはいかがでしょうか。 ただし、この受信機は上空がある程度開けた場所でないと受信できないので、林内では使えないことが多いかもしれません。いやいや、みなさんの間伐の進んだ優良林なら林内でも使えると思います。